ボイラールームの倉庫

恐らくラブライブ!関連のブログ

これまでとこれから

正直、なんか書こうか、今さら書くことなんかあんのかなってのがラブライブ!フェスを終えての率直な気持ちで、たぶんそれがもうそのまま結論なので、この文章は公開するかどうかもわからん体でとりあえず書き出してます。
こういう書き出しの時はほぼ公開に至らないなぁと思ったり思ったり


でもせっかくの大きな節目だからね。なんか残しておきたいよね。


初見

 


ラブライブ!を知ったときのことは、覚えてるような、そうでもないようなって感じです。


スノハレのCMでした。


いつだったかは覚えてませんが、そうだったのは覚えてます。あとアニメ放送開始前にワンダラのCMも見ました。
当時は全く興味がなく、なんかアイマスっぽいのがいるなぁ~くらいの感覚だったんです。
パッと見は、星空凛ちゃんが好きでしたね。
ショートカットは正義、というか性癖。
あと名前が好き


いつ頃か覚えてるくらいの頃


ラブライブ!第1期のアニメ、リアルタイムは1話切りでした。どう思って切ったのかは覚えてないですね。オタクの記憶力……


その後は別界隈のオタク仲間からμ'sの3rdライブLVに誘われたものの、特段行く理由もなく(あえて挙げればお金がなかったので……)行きませんでした。


ここまでサッとたどってみて、よく今の自分があるもんだなと私自身が一番驚いてます。


これを読んでる人は信じられないかもしれませんが、これを書いてる私はラブライブ!がめちゃくちゃ大好きです。
もう本当に大好きです。
マジで大好きです。
大事なことなのでもう一度書きますが、
私はラブライブ!が大好きです。


出逢いと言う出逢い


ラブライブ!というコンテンツにハッキリとした興味を持ったのは、二次創作からでした。
百合です。百合。にこまき。良い。


どれだけ興味を持って、どれだけハマったか、


初めて自分で二次創作してSSをpixivに投稿しました。


それまでROM専だったクソ百合厨が、
勢いで書いて勢いで投稿したんですね。すごい。


それだけの魅力が、当時読んでいた二次創作から伝わってきたんですね。
西木野真姫ちゃんと、矢澤にこちゃんの魅力です。


で、そんなタイミングに降ってきた、ニコ生のラブライブ!一挙放送


完璧か?


トドメの一撃は、 "予知能力者" こと "創造神" 
別名、畑亜貴の作詞によるきっと青春が聞こえる


完璧でした。


3者連続ホームランで逆転サヨナラ勝ちしたチームも真っ青ですね。青春だけに。あ、今のは(ry
まぁ元々青いチームの話なんですけど


アニメリアタイ1話切りという序盤の大量失点もなんのその。


むしろアニメも見てないクセに二次創作を読み漁って知った気になってた人間像があるからこそ、単純にアニメ2話までを経て聴くきっと青春が聞こえるに比べ数億倍刺さった気がします。知らんけど


で、まぁ好みの曲が1つでもあったらそりゃ他の曲も漁りますよね。はい。
次に衝撃を受けた楽曲は、神 of アルティメット神
別名、畑亜貴の作詞による愛してるばんざーい!でした。


2日連続のサヨナラ勝ちです。
広島の人はなんかすいません。
ラブライブ!では、だいたい赤の人が好きなんで許してください。
でも、ぷわぷわーお!の恨みは忘れてねぇからな。関係ないけど


なんのことかさっぱりな人、本当に申し訳ない。


楽曲への印象なんかは割愛しますね、終わんないので。恐らく概ねあなたと一緒です。


ラブライブ!っぽい曲に連続して惹かれたもんですが、当時の暇な時間をネカフェでの執筆とネットサーフィンに費やし、次にハマった楽曲が「私たちは未来の花」


3日連続のサヨナラ勝ちです。
しかもまさかのソロ曲。
まさにパルプンテ
青がイメージカラーである園田海未ちゃんの
赤を連想させる楽曲


もしかして僕はこの文章を書くために生まれてきたのでは?????????


なんのことかさっぱりな人、あと広島の人、本当に申し訳ない。


初ライブ


とにもかくにも、楽曲の強さに惹かれて、
4th LoveLive! は円盤を積み最速で応募をするニワカの極み
2日目は最速で、1日目は一般で取れてしまう完全なイージーモード(当時のチケットサイトはチケットぴあ)
400lvとアリーナ最後方というクソ席ながらも、本当に楽しい時間だったのを今でも覚えているくらいには素晴らしいライブだった。
円盤は4thの応募券が付いていた7巻しか買っていないというクソオタクっぷりを発揮していたため、ほとんどの特典楽曲を現地で初めて聴くことになったのですが、いや、ほら、特典楽曲、ヤバイやつしかないじゃん?


「夢なき夢は夢じゃない」


「Anemone heart」


「なわとび」


「Beat in Angel」


「硝子の花園」


「にこぷり♥️女子道」


「LONELIEST BABY」


ヤバイやつしかないじゃん?


特に刺さったのが、 にこぷり♥️女子道
いや、もう、矢澤にこ………………………


極め付きはきっと青春が聞こえるの合唱
最高以外の言葉がない


それから、この4thライブの後、終演後ですね(開演前は覚えてない)。
会場中でコーレスが飛び交っていました。
規制退場なんかがあるなか、誰かの発した「楽しかった」の想いに、みんなの声が返ってくるんです。
ついさっきまでみんなで歌っていた曲の題がそのまま現実になったみたいに感じました。
まぁ作詞家が予知能力者ですからね。


ラブライブ!最高!


オタクも最高!


しかも外出たら雪!


スノハレ!


テンションは!ブチ上がり!


下がっていたのは気温とJ〇東の士気くらいですかね。知らんけど。帰りは車へ乗っけてもらったし✌️


そんな4thライブ、
ラブライブ!で経験する初のライブとしては、これ以上なんてありませんでした。


過去のライブ映像を見てもなお、
そう思わせるだけの魅力があったんです。

 


なんか無駄話ばっかしてる気がしますね。
もうちょい割愛を強めにして書きましょうか

 


気づいたら血の池地獄


ライブの後も二次創作熱は止まず、
オンリーに通っては本を積み、
物語を積み、
解釈を積み、
時には弾き、


迎えたアニメ第2期


毎週地獄でした。
天国でした。
いややっぱり地獄でした。
いやどう考えても天国だろ。
なんかもうよくわからんかったです。
没入感という次元を超えてましたね。
自分は間違いなく穂乃果たちの世界に生きていたし、
穂乃果たちも間違いなくこの世界に生きていました。
うわ、アニメと現実の区別がつかない一番やべぇタイプのオタクじゃん……


いやほんと、13話「叶え!みんなの夢ーー」は、今日死んでやる! くらいの心持ちで挑んだんですよね。


11話「私たちが決めたこと」
放送翌日には国府津の海岸に行きましたし


12話「ラストライブ」
放送後も、13話放送前には、なんかあのよくわからん港っぽいとこまで行きました


人生の全てがラブライブ!だったわけではないんですが、
あの頃は生きている世界そのものがラブライブ!でした。


で、問題の13話、


「Happy maker!」が流れ出した辺り、


「は?????????」

以外の思考がなかったですね。はい。

 


先に書いて置きますが、

私はラブライブ!の展開に関わる予想を、ほぼ全てハズしてます。

 

マジで

 


いや、上の件に関しては何かを予想してたわけでもないんですが、それにしたって、ねぇ?
 
まっさか、あの流れで続きがあるなんて思わないじゃないですか。
3年生卒業しちゃいましたよ?????????
 
物語の終わりは寂しく、
続いてくれることへの楽しみや、
嬉しさは確かにあったのですが、
同じくらい大きなモヤが胸を重くしました。
 
死に場所を失うのってこんな感じなのかな、と

 


 
知らんけど

 

 


 
もう一度ライブ


そして5th 
まぁなんだかんだ言ってても行きますよねそりゃ
 
もちろんその選択は消極的なものなんかじゃありませんでした。
 
比較できないくらい大切なイベントを賭しての参加だったんです
本当に、大切なイベントを賭しての参加でした。
間違っても干したとか言うなよマジで
 
だってアニメでやってた曲なんか絶対に生で聴きたいじゃん?
 
その気持ちに比べたら、心のモヤなんて霞だよ。カスミ
愛があれば気持ちもクリアになるってもんで。
あ、今の(ry
 
ライブの感想は割愛
 
既にどっぷりハマってるわけですし。
 
強いて言えば2日目の終盤、
アンコール曲までの流れがヤバすぎましたね。
全知全能の神ですら腕を組んで涙を流したことでしょう。
あ、(ry
 

 

 

 


突然の死


 
そして、待ちに待った(本当か?)劇場版の公開
 
前売り戦争では色々ありましたね。
この頃から、所謂 "オレたちの新ピカ" には大変お世話になりました。
 
アニメ2期13話の時は散々文句を言ってたもんですが、
僕の中のラブライブ!は正直なもんで、
迷うことなく最速上映回を購入
 
まぁ、売れてるコンテンツはそう簡単に幕引きなんてできないよな。

どうせ劇場版第2弾、3弾もあるんだろうなぁ。

くらいの考えだったんですけどね。
 
それでもいいと思ってたんです。
 
どうせなら行くとこまで行ってくれと、
 
たぶんもう、何があっても
自分はラブライブ!を好きでいつづけるだろうから、
 
だから蛇足でもなんでもドンと来いと、
 
思ってたんです
 
 
 
 
 
 
 
 
 
先に書き置きましたね。
私は、ラブライブ!の展開に関わる予想を、ほぼ全てハズしてるんです。
 
初見は、なんかもう、空っぽになりましたね。
 
今思うと、ラブライブ!を好きになってから、
あの時だけは自分の中のラブライブ!が消えてしまったような気がしたんです。
楽しさも、嬉しさも、哀しさすら湧いてこなくて、
何が起きたのかもわからなかった気がします。
 
どうすんだよ


翌日ファンミだよ

 

 


無事楽しみました。


いや、イベントは楽しい。マジで


で、劇場版の2週目


ようやく涙が出ました。


なんかもうめっちゃ泣きました。


なんだかんだで初見の感覚は間違ってなかったんですね。


μ'sが遠いところへ行ってしまった気がしたんです。


それまで自分を10人目のμ'sだと思い込んできたのに、


彼女たちは9人で手の届かないところに行ってしまったんだと


そう思いました。

 


一時期、μ'sロスって言葉が流行りましたが
私にとって、あの時がそれです


だって私は、誰がなんと言おうと穂乃果たちの世界に生きてたんですから。

 


そんな中でのファンミは、一種の救いでした。


現実逃避と言うのもややこしい話ですが、
物語が幕を引いても、彼女たちが活動を続けてくれる。
それで充分だと思ってました。

 

 


続 突然の死


そんな頃、こんな話がちょいちょい目に入るようになります。


次回のライブが6thと明言されていない
次回のライブが最後のライブなんじゃないか


いやいやいやいや(笑)
それはないって(笑)
さすがにさ(笑)


ほいでもって、同時期に公開された新しいユニットシングルのジャケットが原因で
こんな話まで出てきましたね


これ初期のユニットシングルのジャケットと同じ衣装じゃん
本当にこれが最後って意味なんじゃないの


いやいやいやいや……
それはないって……
さすがにさ……

 

 


思い出してみて欲しい。
私は、ラブライブ!の展開に関わる予想を、ほぼ全てハズしているのである。


その時は唐突にやって来た。


まさかの、リークによって。

 

 

 



そして同時に発表された "ありプロ" ことALI PROJECTありがとうプロジェクト」


約束された死へのカウントダウンが始まりました。


この頃から、ラブライブ!ブームにも一気に火がついた気がします。


ホームである秋葉原では街中がμ's楽曲に溢れ
それ以外の街でもμ'sのグッズを身につけている人を見ることが格段に増えました。


まるで劇場版の物語を準えているみたいでした。
まるでアニメ2期リアルタイムの頃に戻ったみたいでした。
生きている時間そのものがラブライブ!でした。


持っていなかったライブ映像にCD、グッズやメディアインタビューを漁り、


チケットサイトを恨み

週末になると映画館で声を枯らし

チケットサイトを憎み

毎日を全力で楽しんで

チケットサイトに泣かされ

いつの間にか劇場版の結末を心から喜べる用になり

チケットサイトにヘイトを吐きまくってました。


そしてついに、その日が来ます。

 

 

 


μ's FINAL LOVE LIVE!
~ μ'sic Forever ♪♪♪♪♪♪♪♪♪ ~


約束された死です。
アニメ2期13話の頃とは違い
結末に確信を抱いての死です。


初日は開幕、幕間映像、ラスト2曲が特にダメでした。


過ぎてほしくない時間はあっという間です。


3/31とか4/1とか色々あったであろう日に色々あった人とは
間違いなく時間の流れに相違があったことでしょう。


2日目


一周回ってのはこういうことでしょう
下手したら9億周くらいしてたかもしれません


開演前から、めちゃくちゃテンションが高かったんです。
自分でもビックリでした。


最期を見届けられることの悲しみと喜びがぶつかり合って、
心だけじゃなく体も跳ね回ってました。


4thも5thも、開演前からそわそわした空気感はありましたが
FINALほど実感のあったライブはありません。


泣いても笑っても死んでも
本当に今日がラスト
μ'sとして舞台に立つ姿を見るのも
μ'sが歌う歌を生で聴けるのも


そりゃおかしくもなりますよね。
だって当日に訪れた秋葉原では変わらずμ'sが溢れ
神田明神では何事もなく桜が咲いているんです。
 
会場周辺では、
どんなときもずっと」に準えて羽根を配る人、
にこりんぱなを想って輪ゴムを配る人、
ライブへ向けてミュージックスタートの掛け声をする人、
 
本当にいろんな人がいて
みんな同じように楽しんでいて
 
だけど今日で最後なんです。
 
イミワカンナイ
 
ダレカタスケテ
 
そして、幕が開いた2日目のライブ
 
長く感じたか、短く感じたか、
もう覚えていません
 
ただ、一瞬でも多く目に焼き付けようと
そう思って一曲一曲迎えたことは覚えています。
自分のいた場所から見た光景だっていくつも焼き付いています。


 
そして、Snow halationを終え
1日目にはなかったMCに入りました。
 
そこで受け取った言葉や想いの数々
自分の中に沸き上がった感情

 


たぶんそれは、ここに書いたからって伝わるものではないし
たぶんそれは、ここに書かなくたって伝わるものだと思ってます。

 

 

 

 


知らんけど

 

 

 

 

 


愛を喜んだり
約束を交わしたり
大好きを確かめ合ったり
生きていくチカラを貰ったり


ライブが終わってみれば、その思い出はやっぱり、
自分の想像していたものと違う形で心に残っていました。
本当に予想が当たらないもんで困ります。


終演後に会場へと響き渡った「μ's」コール
それは「私たちはずっとμ'sです」への応えだったように思います。


彼女たちがμ'sとしてステージに立つことがなくなっても
18人が別々の道を歩んだとしても
彼女たちはずっとμ'sなんです。


約束された死なんて、わかった気になっただけの戯言でした。

 


彼女たちがμ'sであることを知っている限り
私たちの心にμ'sが生き続ける限り
それが私にとってのμ'sic Foreverです


そう思える今が最高だと
心の底から実感することができました。

 

 

 

 

 


はい、ここまで前置きです。
ここまで書いたからには最後まで書くぞ。


はじめましての方ははじめまして。
(中略)
アもラと申します。
(中略)

 

フェス中のキャストの言葉なんかを載せていますが

なにぶんクソザコ脳みそなので一言一句あってる保証はないです。

 

さて、


時は流れて
ラブライブ!フェス


もちろんその間にも色々とあったもんですが、
Aqoursの話が多くなりそうなので割愛


強いていえばアケフェスやらAqoursのおかげでめっちゃ輪が広がりましたね。
ラブライブ!を好きな人が、それまで自分の周りにはほとんどいなかったので。

 


それにしても、ラブライブ!フェス
楽しかったですね。楽しかった


え、もうこれで終わりでよくない?
わざわざ振り返る必要あります?


どこから振り返っていいものやら……


FINALが終わってから今まで、
私は、また9人が揃って舞台に立つ姿を何回も想像してきました。


メンバーもそれぞれ、自分のイベントやライブなんかで、μ'sの曲を歌ったり歌わなかったり、振り返ることがあったりしました。


そんな中でフェスの発表があって、
泣くほど嬉しかった筈なんですが
いざフェスが近づいてくると中々実感が湧かないんです。


ラブライブ!フェスって一体なんなんでしょうか?


たぶん、μ'sだけが好きなままだったら、
AqoursSaint Snow、虹学に興味を持たないままだったら、
その人にとってのラブライブ!フェスは
μ'sに会うための手段でしかなかったと思うんです。


でも、いまの自分はAqoursSaint Snowが大好きで、
虹学にだって興味を引かれはじめていて、
そんな自分にとってのラブライブ!フェスって何なんだろうと。


フェスが終わったいま、なんとなく分かる気がします。
虹学に対しても、Saint Snowに対しても、Aqoursに対しても、μ'sに対しても
それぞれ違った感情を持っているんだから、
ラブライブ!フェスそのものが何かって言うなら
それはきっと、各グループへの想いをはっきりさせる場だったんじゃないかと。


結局のとこ実感は湧かないまま、
気がつけばメインテーマが流れ
スモークに浮かび上がるシルエット。


何回も、何十回も、何百回も想像してきた瞬間です。


ステージに立つμ'sは、
4年近く経っても変わってませんでした。


本当に、つい前日がFINALだったんじゃないかと錯覚するくらい。……さっ、かく?
それでは(ry


「お久し振りです」と言いながらも
「 "ただいま" だとは思っていません」
「9人は皆さんの側にいつづけていたと思います」


そんな言葉を聞いて、
なるほど実感も湧かないわけだと思いましたね。


μ'sに対しては4年振りに会うという気持ちが強かったと言うか、そう思い込んでいたのですが、
実際は4年間ずっと胸の中にいたμ'sの存在を確かめることになった始末です。


ラブライブ!のことは好きですか?」
「μ'sのことは好きですか?」

 


いつかと同じ、そんな問いかけに応える気持ちだって、
全力で応えてみたら、あの時と何も変わっていないことに気づきました。


ラブライブ!ってすごい。


μ'sを好きな人も
Aqoursを好きな人も
Saint Snowを好きな人も
虹学を好きな人も


それぞれ違った視点から、そう思えたライブだったんじゃないかなと、そう思います。


「μ'sの名前だけでも覚えて帰ってください」
なんて言葉もありましたが、決して冗談なんかではないでしょう。


μ'sを好きな人がいて
Aqoursを好きな人がいて
Saint Snowわ好きな人がいて
虹学を好きな人がいて


だからこそ実現したラブライブ!フェスです。
あの言葉は、これまでラブライブ!シリーズとしての物語を紡いできたAqoursSaint Snowや虹学、そして彼女たちを愛する人への敬意に他なりません。


やっぱり私は、ラブライブ!が大好きです。


そして、きっとこれからも、大好きでいつづけると思います。

 

 


私はFINALの時に交わして以来、
ずっと大切にしてきた「またμ'sの歌を聴きに行く」という約束を守りましたが
その約束を果たしたとは思ってません


だってまだ「君も僕もおんなじ夢の途中」ですから
「この輝きはずっと続いていくんです」から


だから、これからももっとよろしくね


間違いなく、心から


いまが最高!




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みんなで叶えること

はじめましての方は、はじめまして。
 
二度目まして以降の方、相変わらずですね笑
お互い様ですが。
いつもありがとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
 
 
 
さて、新年を迎えながらも残り4か月となってしまった平成。
べつに名残惜しさもクソもないのですが、
「平成最後」なんてワードと肩を並べるほどすっかり手垢にまみれてしまった
「やり残したことなどない、そう言いたいね。いつの日にか」
この言葉を心の底から声に乗せて歌えるよう、
私にも残しておきたいものがあります。
 
今回は、「第3回センターポジション総選挙」についてのお話

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というか、応援演説モドキです。
私は〇〇さんを推薦します。その理由は○○だからです。みたいな、
興味ある人もない人も学生時代に幾度か付き合わされていたであろうアレです。
 
と言っても、今回の総選挙、これといった公約のようなものが公表されているわけでもないので、
ぜんぶがぜんぶ筆者の妄想です。ご了承ください。
 
この記事を読んだ方が一票でも多く投票してくれたら幸いです。
 
 
 
さて、当記事にて私が推すのは、
国木田花丸ちゃんと、高槻かなこさんです。
 
おいおい、総選挙はあくまでもキャラに投票するもんだろ。
なんて声もあるかとは思いますが、
せっかくラブライブ!というコンテンツの総選挙なんですよ?
地上波の番組等で紹介される際にも、その魅力がシンクロパフォーマンスにあると説明されることが多いように、
彼女たちは2人で1つのポジションを担っているんです。
 
それに何より、
私は国木田花丸ちゃんだけでも、高槻かなこさんだけでもなく、
この2人がセンターへと立つ姿が見たいんです。
 
もしよければ、自分は他に投票するよ。って方にも、
お付き合いいただければと思います。
 
 
 
国木田花丸
Aqoursで一番背が低くて、運動も苦手で、
おとなしい性格の文学少女
高海千歌からそれを理由にアイドルへ勧誘されるほどの超美少女という立ち位置ですf:id:komori_amora:20190104002336j:image
アニメ内には出てきませんでしたが、聖歌隊経験者でもあります。
無縁であったはずのスクールアイドルの世界に踏み出すきっかけは、親友である黒澤ルビィです。
 
と、まぁ、皆さんご存知の情報ですね。
 
 
 
花丸がセンターに立つうえで、私が見たいもののひとつが、
この親友であるルビィが花丸のために作る衣装です。
 
ルビィの作る衣装というと、未熟DreamerやMY舞☆TONIGHTといった和風の衣装が思い浮かべられます。
 
もちろんぜんぶ筆者の妄想なので実現性は未知数ですが、
せっかくですから、大切な姉を想って衣装を作った時のように、
大好きなスクールアイドルの世界へと一歩踏み出したい気持ちを後押ししてくれた文学少女な親友へ、
彼女にぴったりな衣装を作ってくれることを切に願います。
 
同じように、花丸がセンターに立った際、各メンバーがどのような反応を示すのか、大変興味深く思います。
アニメ上では、花丸が自ら率先して発言することが多くはなく、どちらかというと他のメンバーをフォローする立ち位置であることが多く見受けられました。
そんな彼女が、自分はスクールアイドルに向いていないと口にした彼女がセンターに立ったPVで、メンバーそれぞれがなんと声をかけるのか。
また、過去センター総選挙の結果を受けて作成された楽曲のPVでは、それぞれセンターに立つメンバーの、意外な一面を取り入れたストーリーが描かれています。
今でこそアニメを通して知っている各メンバーの感情も多くありますが、
恋になりたいAQARIUM発表時には表情を曇らせる曜の姿を見せられるなんて思っていた人は多くないでしょうし、
HAPPY PARTY TRAIN ではAqoursが9人になって以降初めて、一人の時間を大切にしているような果南の姿が描かれていました(後のアニメ2期にて、LoveLive!決勝を前にした各メンバーがそれぞれの時間を過ごす中で、果南が会場から一番遠い場所にいる姿が描かれていましたね)
 
花丸の意外な一面ってなんでしょうね。
善子への迅速かつ適切なツッコミや自らの人生を客観的に見ている等の点から普段は比較的淡泊な印象のある彼女ですが、
食欲や知識欲に忠実な部分があり、
親友を想って背中を押す場面や親友の成長に涙する場面もあれば、時には叫び声をあげるほどの懇願をすることもあったりと、人間味を非常に強く感じる点も多く存在します。f:id:komori_amora:20190104002358j:image

 
そんな花丸が、スクールアイドルとしてセンターに立った時、どんな一面を見せるのか、自分自身をどう表現するのか、周囲にどう支えられるのか、気になってはきませんか?
 
それが、私が国木田花丸に投票をする大きな理由のひとつです。
 
そしてもうひとつ、f:id:komori_amora:20190104001558j:image
顔がいい

f:id:komori_amora:20190104001613j:image
かわいい

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笑顔最高
 
国木田花丸ちゃんをよろしくお願いいたします。
 
 
 
さて、続いては高槻かなこさん
Aqours内では一番背が高く、もともとは運動が不得意
AZALEAの元気担当。
寝顔の可愛さに定評があり、高海千歌役である伊波杏樹さんの推し顔。
歌唱力も高く、他のメンバーからビブラートが奇麗だとの評判もあります。
 
身長と性格以外はぶったまげるくらいのシンクロ率ですね。
 
先ほども書きましたが、Aqoursの大きな魅力はシンクロパフォーマンスにあると言えます。
衣装はもちろんのこと、それ以外の見た目や表現等も各メンバー工夫を凝らし、お互いが近づくため私たちの想像もつかないような努力をしていることでしょう。
そんな中で、お互いの共通点が多いというのは、とても大きな武器になります。
 
それならば、キャラクターと演者のギャップはマイナス要素になるのではないか?
 
いいえ、そんなことはありません。
もちろん、大きな相違と思えるものがただそこにあったであれば、
シンクロパフォーマンスと呼ばれるものを行ううえで
キャラクターと演者のギャップ、
特に見た目に大きく係わってくるAqoursで一番背の低い国木田花丸Aqoursで一番背の高い高槻かなこさんの身長差というものは、大きなマイナス要素となり得たでしょう。
しかしながら、彼女たちの身長差というギャップは、決して読んで字の如く鎮座しているわけではありません。
 
3rdライブやアニサマ等で披露された「君の瞳をめぐる冒険」が最もたる例です。

この楽曲には、二番のサビ前

感じさせてくれるのは 本能的なものさ

の部分にて、黒澤ルビィ役である降幡愛さんを後ろから包み込むように抱きしめるシーンがあります。
当然ですが、この部分では後ろから抱きしめる人の身長が低くては格好がつきません。
もちろん、ルビィが姿勢を低くする等の選択もありますが、曲の雰囲気を考えれば、このシーンではルビィを小さく見せるよりも花丸を大きく見せたほうがより映えるでしょう。。
 
そしてもうひとつ
「トリコリコPLEASE」です。
ユニット「AZALEA」では花丸が唯一の一年生であり、ダイヤと果南は三年生です。
ジャケットに関しても、大人びた印象のある三年生二人に挟まれた花丸からは幼さを感じます。
しかし、このトリコリコPLEASEという楽曲、
曲中に3回あるBメロにて、それぞれ一度ずつ、まるでファッションショーのようにセンターを歩き自分の姿を魅せつける部分があります。
しかも、抜群のプロポーションを誇りダンスも得意である果南と、細身ながらスタイルがよく日本舞踊の実力には折り紙つきのダイヤに挟まれながら

そのチャンスを他の人には やだな取られたくない

という歌詞をソロで歌わなくてはならないのです。
いや花丸ちゃんへのプレッシャー尋常じゃないでしょマジで
そんな場面でも高槻さんなら、花丸の武器である歌唱力にAqoursで最も高い自分の身長を掛け合わせて、このパートを表現することができます。
 
高槻かなこさんって、誰よりも小さい自分を、誰よりも大きく魅せられるだけの表現力を身につけた国木田花丸だと私は思うんです。
 
それは、完璧な再現だとは言えないのかもしれません。
 
ですが、これまでのライブを思い出してみてください。
1stライブでは、「MIRAI TICKET」の後のセリフに「ここにいるみんなで」と言葉が付け加えられ「君のこころは輝いてるかい?」が披露されました。
3rdライブでは、アンコールで歌われた青空Jumping Heartの後にキセキヒカルが披露され、
そして4thライブでは、Aqours9人の揃った想いよひとつになれが披露されました。
 
私は、ラブライブ!サンシャイン!!は予想を超えてくるもの、
Aqoursは、再現のさらに先を見せてくれるものだと思うんです。
 
そんなAqoursのセンターに国木田花丸が立ったとき、
その先を表現する高槻かなこさんを、
高槻かなこさんが魅せる国木田花丸の姿を、
私はこの目で見てみたいんです。
 
 
 
さて、国木田花丸ちゃんと高槻かなこさんを推す内容はここまでです。
 
きっと、私が書いた内容以外の理由でふたりに投票する方もたくさんいることでしょう。
 
票を投じるうえで、多くの人がそれぞれの理由を持って、願いを込めて、9人の中から誰に入れるのかを選ぶのだと思います。
今更理由なんぞ並べるまでもなく、今までもこれからもたった一人、推しちゃんを応援し続ける。そんな方だってたくさんいるでしょうし、
もちろん1人だけを選ぶなんてできず、複数人に投票する方だって少なくないでしょう。
 
 
 
私は冒頭で、「この記事を読んだ方が一票でも多く投票してくれたら幸いです」と書きました。
もちろん、国木田花丸ちゃんと高槻かなこさんへの票が増えれば嬉しいことこの上ないのですが、
私は何よりもまず、投票をしてほしいんです。
1/4から一か月弱、毎日。
アプリを開いてログインボーナスをもらうより遥かに重労働です。
億劫に思う方もいるかもしれません。
でも、あなたが握っている1票は、毎日投票すれば28票に膨らみます。
複数人に投票したって最低3票は入るんです。
 
そして、投票する際、思いの丈を文字にして送ることのできる欄もあるかと思います。
投票理由はもちろん、この記事のように「自分が見たい推しの姿」を押し売ることだってできるんです。


そんなの書いたってどうしようもないじゃん。って、そう思う人もいるかもしれません。
が、4thライブで高槻かなこさんは言っていました。

 

夢は口に出さないと。
 そして、それをAqoursにぶつけてきてほしい。
 それが、みんなで叶える物語だと思うから

と。

 

もうそんなの今しかないじゃん!
あと何回あるかもわからないセンター総選挙で、
冒頭でも言いました、
やり残したことなんて作ってる場合じゃないんです。


これから1ヶ月、これは戦いであって共闘でもあると思っています。
本気をぶつけ合って、
未来を、
みんなで叶える物語を手に入れてやりましょう。
 

振付から見えるもの

 
はじめましての方は、はじめまして。
 
二度目まして以降の方、特に三度目ましての方、
本当に物好きですね笑
 
いえ、照れ隠しです。
 
さて、そんな何度も当ブログにお越しいただいている方に悲報朗報です。
 
Aqoursの4thライブを経た今回は…、

 


 
青空Jumping Heartの話をしたいと思います。
 
青空の文字を見たとこで記事を閉じようとするのはやめてください。
 
ありがたいことに初めて当ブログにお越しいただいた方には、何のことやらと思われるかもしれませんが、
実は当ブログ、3回連続3回目の青空Jumping Heartの記事です。
 
お前青ジャンの記事しか書けねぇのかよ!
なんて思われる方もいらっしゃるとは思いますし、
正直、私も他の方が3連続で同じ楽曲に対する記事を書いてたら退きます。
 
が、しかし、
 
ご安心ください。
 
これまでの記事は主にTVアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」内での青空Jumping Heartについて触れてきましたが、
当記事では、私たちの世界で行われてきたライブで
青空Jumping Heartを踊る伊波杏樹さんを通して見える
各ライブごとに表現された心情についてのお話です。
 
なんだかひたすら筆者の妄言ばかり聞かされそうな内容ですね(大枠そんな感じですが…)
 
 
 
さて、まず当記事をお読みいただくに当たって、
準備をしていただきたいと思います。
 
お手元に以下のものをご用意ください。
・1st円盤Disc1
・2nd円盤Disc2
・ファンミ円盤
 

 


こちとらお前と違っていつも引き籠ってるわけじゃないんじゃ!
誰もが円盤を持ってると思うなよ!
等思われた方は、妄想力で何とかカバーしてください。


本当は3rdライブと4thライブの映像があれば一番いいのですが、
まあ無理な話なのでそちらも想像で補っていただければ幸いです。
 
それほど難しくはないと思います。
踊りを通して見るとは言いましたが、
ダンスのレベル等ではなく、明らかに振り付けが違っている部分のお話ですので。
 
さて、まずは1stライブから見ていきましょう。
注目していただきたいのは、1番サビ「どんなことが起こるのかわからいのも楽しみさ」の歌い終わりで右腕を斜め右(私たちから見て斜め左)へとあげるところ、
この箇所は、ラブライブ!サンシャイン!!の楽曲の中でも振り付けを真似ている人が多く、
映像を見なくても想像のつく人がほとんどかと思います。
もちろん、振り付けとしてこの部分には変わりがありません。
問題は、その後の間奏での振り付けです。
 
1stライブでは、

両腕を数回突き上げて観客を煽ります。
 
そして、日ごろCYaRon!組を目で追っている方はわかると思いますが、その後には真ん中に立っている千歌が曜とルビィを呼ぶような振付があります。
 
え、それだけ?と思われた方もいるかもしれませんが、
それだけです
ですが、この部分は大きく分けたライブごとにすべて違う振り付けとなっているのです。
 

 


続いて2ndライブを見ていきましょう。
 
注目する点は変わりません。
 
2ndライブでは腕を高く突き上げ、観客を煽ります。
今回はフォーメーションの都合上、曜とルビィを呼ぶ仕草はなく、時にキャスト同士顔を見合せながら、ひたすら観客を煽り通しています。
これは、TVアニメの世界観を意識し千歌を表現するのにベターであった1stライブの振り付けから、この空間にいる全員で楽しもう、どこまでも上がっていく熱をただ楽しみたい、そんな想いを込めて振り付けを捨てるという選択に至ったものではないかと私は考えます。
アニメのストーリーを大切に扱ったライブと、
その直後のストーリー性に縛られることのないただ全力で楽しむライブ、
 
そんな違いが、たった数秒の振り付けから感じ取ることができます。
 
この先、どのような変化を遂げていくのか気になってきませんか?
 
 
さて、お次はファンミです。
ここからは2ndライブと違い、元の振り付けらしい振り付けに戻っていきます。
しかし、どれひとつとして同じものはありません。
 
ファンミでは、両サイドのふたりを呼ぶ前に躓いてバランスを崩すような仕草が加えられています。
これまでの1stや2ndライブとは違い、少し気の抜けた、というのか、肩の力を抜いて、
すべてを完璧にこなすのではなく、おっちょこちょいな面を出してくれているのでしょう。
 
これはやはり、ファンミだからこそ見ることのできた振り付けですね。
 
さて、円盤があるのはここまでなので、この先はすべて想像で補っていただくことになります。
 
まぁ私の予想だと円盤を再生するのが億劫に思えた人も含め9割くらいの方は、ここまで想像だけでついてきていただいただろうと思っていますが。
もしよければ、気が向いたときにでも見直していただければ幸いです。
 
さて、今から約半年前に行われた3rdライブでは、
頭上から両手を震わせ、横方向に腰の高さまで下ろしていきます。
ちょうど、WATER BLUE NEW WORLDのサビ「海を渡ろう」部分「海をわた」までの振り付け(アニメにて確認できます)を
腕を上に向けて行う感じです。
きらきらとした虹を架けているようにも受け取ることができますね。
 
この振り付けを見たときの衝撃は忘れられません。
 
まだ円盤が発売されていないため、この記事を読んでいる方の大半が楽曲の一部分だけを思い浮かべているために忘れていることだろうと思うのですが、
3rdライブの「青空Jumping Heart」は、
アニメ映像を交えた「WATER BLUE NEW WORLD」を披露した後
舞台裏を映した所謂12.5話を経て
LoveLive!優勝者のAqoursとして披露されたものです。
 
ひとつ前のファンミのようなおっちょこちょいな面は出さず、
2ndライブのように必要以上観客を煽ることもしません。
 
なにより、曲が始まると共に歌い出すこの「青空Jumping Heart
最初の間奏では、腕を交わして喜びを分かち合い、
それぞれがポーズを決めます。
この振り付けを外すわけにはいかないでしょう。
 
つまり、一番の歌詞を歌い上げた直後の間奏が
観客からの歓声に応える最初のタイミングとなるのです。
 
この間を使って、LoveLive!に優勝した千歌を表現する伊波さんは、腕を大きく広げて歓声を浴びるようにしてみせます。
 
そして、都合よく(?) 私たちの世界でも、一番の歌詞を歌い上げた直後にfoooooo!と歓声が入りますね。
 
3rdライブでは、歓声や振り付けが入り交ったことで、よりアニメの世界と近づいたものになっています。
 
個人的にコーラスでもないのに曲中の決まった位置へ入れられる歓声が好きではなかったのですが、
3rdライブへ来て、この振り付けを見て、
キャスト側から意味を与えられたような、
その歓声も含めてライブではひとつの魅力あるシーンになるんだと、そう伝えてくれているように思えました。
 
少し話を逸らします。
前述の感覚、なるほどと思われた方には、既視感があったのではないでしょうか?
 
もちろん、ライブ中のコールそのものが好きではないという方もいらっしゃるとは思いますが、
観客である私たちの行為を受け止め、楽曲へと迎え入れてくれるようなこの感覚、
 
そう、「太陽を追いかけろ!」と同じなんです。
 
2ndライブより披露されているこの「太陽を追いかけろ」では、
曲中のカウントアップにて観客が本来存在しない「10!」を叫び
反響によって被ってしまう「OK!」の歌詞を歌わないという処置が、
伊波さんの発案によってとられました。

ウルトラジャンプ2018年3月号参照


まぁ10を入れるにしたってオタクがキャストと同じ1拍で済ませさえすれば「OK!」もちゃんと収まって円満解決なんですけどね。
 
脱線したまま走り続けるようで恐縮ですが、
本来はないはずのものを受け止め、取り入れてくれる。
私たちが好き勝手やっていることを演出のように扱ってくれる。
これってひとつの「No.10」のカタチだと思うんですよ。
Aqoursの10人目って言われると、なかなか受け止めきれない人もいると思います。
でも、
同じ時間を共に過ごす10人目だったら、
同じ空間を共有する10人目だったら、
そんな人も彼女たちの言う「10人目の君」になることができるのではないでしょうか。
極端な話、
Aqoursに興味をもったばかりの人でも、
誘われたから何となく来てみたって人でもいいと思うんです。
大切なのは、同じ時間を共にしていること。同じ空間を共有していることだと、少なくとも私はそう思います。
「一緒ならできるなんでも そう思ってるよ
だってほら ココにいるってさ そういうことさ」なんです。
 
 
 
脱線したまま終点に到着しそうな流れですね。
話を戻します。
 
お次は、まだ記憶に新しいような、遠い昔だったような、夢だったような、そんな4thライブです。
あれ、元の話がなんだったか忘れてませんか?
青空Jumping Heart」ですよ?
 
実はこの4thライブ、3rdライブからそれほど大きく変わっていないんです。
 
これまで大きく変わり続けてきた振り付けですが、
3rdライブ時のものがやはり一番しっくりきたのでしょうか。
もちろん、全く同じということはなく、Aqours初の東京ドーム公演にぴったりのものとなっています。
3rdライブでは虹のような弧を描き、会場の歓声を受け止めるカタチとなっていましたが、
4thライブではその後、両サイドの二人を呼ぶ前に、胸の前で両拳を握って喜びを噛み締めるような仕草が加わっています。
両サイドの二人を呼んだ直後に似通った振りが入っているので、1stライブもしくはファンミの円盤で確認してみてください。
 
これはもう、ストレートに喜びを噛み締めているのでしょう。
だって東京ドームですよ?
6万人の歓声ですよ?
これまでとの比較とかそんなの関係なしに、
純粋な喜びがダイレクトに伝わってくるんです。
涙腺がダメになります。
 
 
 

さて、いかがだったでしょうか?

今回のお話はこれでおしまいです。
実は、もういくつかのパターンがあったりもするのですが、円盤化される兆しのないものもあるので割愛とします。
青空Jumping Heartという一曲に数秒だけのこの振り付けがこれ以上どう変化していくのか見当もつきませんが、
これから先のアジアツアー、そして5thライブでどんな表現になるのか、
これを機にちょっとでも気にしてもらえたら嬉しいです。
 
 

たどり着くその場所


 

そして私たちは、ついにたどり着く

その場所に


 
アニメ2期12話内の「前回のラブライブ!サンシャイン!!」にて、閉校祭を終えた千歌が口にした言葉であり、
以前、3rdライブへ向けたカウントダウン企画#もっと大きく夢を叫ぼうかに投稿した記事「青空でつながる想い」にて、私が最後に用いた言葉です。

 

k-amora.hatenablog.com

 

前述の記事を書いていた当時、様々な経験や心情の変化を経てついに開催される3rdライブに向け、何か最後の一言を選ぶとすれば、これしかないと思い選んだものでした。
が、その選択に一片の迷いも存在しなかったかというと、残念ながらそうではありません。
 

 


Aqours 3rd LoveLive! WONDERFUL STORIES
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ライブの開催前から、3rdライブがアニメ2期に寄せた内容になることは誰もが知るところであり、

実際、使用された楽曲はほとんどがアニメ2期以降のもの。

幕間には、アニメ2期のシーンが主として使われました。
 
主題歌や挿入歌、劇伴のひとつひとつがラブライブ!サンシャイン!!の世界を思い起こさせ、

コンテンツのファンとしてはこれ以上なんてないと思わせる最高の公演です。
 

 


では、私が抱いた一片の迷いとは何だったのか。
改めて問いかけるまでもありません。
 
"その場所" です。

Aqoursがそれぞれの想いを持って、ついにたどり着いた場所


ずっとずっと目指し続けてきた場所


それはどこだったでしょうか。

"アキバドーム" です。


では、私たちがたどり着いた場所は、
本当にアキバドームだったのでしょうか?
 


胸に手を当て、YESと笑うことが、
私にはできません。
 
アキバドーム
全国でも有数の規模を誇る会場
 
その条件に、矛盾はありません。
現に、あのメットライフドームという会場をアキバドームたらしめるだけの公演構成、

空気感と熱量が、あの公演にはありました。
 
 
 

 

 

 


そうじゃないんです

 


キャパとか


立地とか


野外とか


矛盾とか


空気感だとか熱量だとか

そんなことはどうだってよかったんです


私はただ、私たちの世界で、
東京ドームに立つAqoursが見たかった。
 

 


前回の記事で、私はこんなことを書きました。

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初めてこのシーンを目にしたとき、
この会場がアキバドームであることを直感した人は少なくないでしょう。
 
私はこのシーンが、
今もなおアキバドームでLoveLive!が開催されているという事実が、
どうしようもなく嬉しかったんです。
 
μ'sやA-RISEをはじめとする当時のスクールアイドルたちが、
スクールアイドルの、LoveLive!の良さを広めることで開催へとこぎつけた、
そんなドーム大会が、当時のスクールアイドルが全員卒業しているであろう今もなお開催されていることが、
彼女たちの意思が、今もなお、その場所に生き続けていることを目にできたのが、
ただただ嬉しかったんです。
 
ラブライブ!の世界で
μ'sがアキバドームに立って
僕たちはひとつの光」を歌ったように
私たちの世界では
μ'sが東京ドームに立って
僕たちはひとつの光」を歌いました。
 
そして、ラブライブ!サンシャイン!!の世界で
Aqoursがアキバドームに立って
青空Jumping Heart」を
WATER BLUE NEW WORLD」を披露したんですよ?

聴きたいじゃん!

μ'sたちが切り開いて、
Aqoursが途方もない努力をして、
ついにたどり着いたその場所で、
アキバドームで、
東京ドームで、
青空Jumping Heart
WATER BLUE NEW WORLD
 
見たいに決まってんじゃん!
 
 
 
と、そんな難癖じみたちょっと長めの前書きでした。
 


はじめましての方は、はじめまして。
アもラと申します。
なんのことやらな前書きに付き合わせてしまいすいません。ありがとうございます。
 


二度目ましての方は、きっと物好きなんでしょうね笑
いえ、照れ隠しです。ありがとうございます。
 


さて、もう目前にまで迫っている東京ドーム公演


待ちに待った方もいれば、あっという間っだったという方もいるでしょう。
いろいろな人がそれぞれのラブライブ!を持って数日後、その場所にたどり着くのだと思うと胸が熱くなりますね。
 
そんな中で今回は、
 
青空Jumping Heartの話をしたいと思います。
 
え? あ、はい。
 
今回 ″も″ 青空Jumping Heartの話をします。
 
またかよ……。と思ったそこのあなた、
 

 


またです。諦めてください(ーдー)
 

 

 


さて、Aqoursのライブでは1stシングルを差し置いて最も多く披露されているこの青空Jumping Heartですが、

3rdライブではWATER BLUE NEW WORLDから所謂【12.5話】を経て

LoveLive!に優勝した際のアンコール曲として披露されました。


 
では、彼女たちがアンコールで歌ったこの楽曲、


どうして青空なのでしょうか?


 
彼女たちはAqours(アクア)、端的に言えばです。

1期3話『ファーストライブ』にてグループ名を決めたときにも言われていました。


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「もしかして、あくあ?」

「水ってこと?」

「水かぁ。……なんか、良くない? グループ名に」


決勝の舞台に使用した楽曲も「″WATERBLUE NEW WORLDが含まれていますし、

彼女たちの住む町もに広く面しています。


それがどうして、LoveLive!優勝者の副賞ともいえるアンコールのタイミングまできて、の歌なのか。
 
東京ドーム公演を目前とした今、
少しずつ紐解いていきたいと思います。
 


※本記事は前記事「青空でつながる想い」の内容を一部引き継ぐ形となる可能性があります。未読の方は、よろしければ「青空でつながる想い」を先にお読みください。

※また、前述のようなことを書いた割には、今回、別視点からの考察となっています。前記事との矛盾が発生する可能性もありますが、その際はどうぞ、存分にスルースキルを発動いただければ幸いです。
 
 
 
さて、まずはこの青空Jumping Heartという曲名ですが、
Aqoursの主な作詞担当は高海千歌です。
曲名に関しては、作曲者ないし編曲者がつける場合もありますが、
Aqoursの場合、基本的には千歌の書いた詩に梨子が曲をつけるという手順が主となるため、
曲名も千歌がつけているものと考えます。
 
ということで、視点を千歌に絞ってみましょう。
 
彼女、高海千歌にとってのアンコール曲って何でしょうか。


LoveLive!という大会においてのアンコール曲とは、
先にも書きましたが優勝者に贈られる副賞のようなもの、
逆に言えば、優勝しなければ歌うことのできないもの、です。

 

これを千歌の言葉で言い換えるとすれば、
0のままでは決して歌うことのできないもの、となります。
 


ラブライブ!サンシャイン!!において幾度となく出てくる、この0という数字、
その根源は、決勝に挑む直前まで千歌が持ち続けていた、一枚の紙きれにありました。


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それは、彼女たちが初めて招待されたイベントで、

彼女たちに投票した人、彼女たちを応援してくれた人が0であることを突き付けたものです。
 
とはいっても、決勝大会に進出した時点で、
彼女たちは既に0ではありません。

 

投票の形式から、生徒数の多い学校が有利とされる地区予選へと挑む際、聖良も言っていました。

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「圧倒的なパフォーマンスを見せつけて、生徒数のハンデを逆転するしかない」


そして、Aqoursは見事にその条件を満たし、
トップで地区予選を通過したのです
 
途方もない努力を重ね、

廃校こそ阻止できなかったものの、

98人もの入学希望者を募らせたAqour


今の彼女たちを応援する人は、既に0ではないんですよね
 
にもかかわらず、千歌は決勝を目前とし、
に、梨子に、
そして、他でもない自分自身に、
「全力で勝ちたい」という意思をぶつける場面で、この紙を取り出しました。

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そしてその際、こんなことを口にしています。

「0を1にして、一歩一歩進んできて。

 そのままでいいんだよね。

 ふつうで、かいじゅうで、

 今があるんだよね」

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「私も全力で勝ちたい。

 勝って、輝きを見つけてみせる!」

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「ありがとう、ばいばい」


そう、千歌がこの紙を持ち続けていたのは、
はじめて0を突き付けられた時のことを、
全力で夢中になれたことで、きっと初めて悔しいと思えた、
あの時のことを大切にしているからでした。
 
 
 
そういえば、この紙を貰ったのも
ここ東京で行われたイベントに参加した際の出来事でしたね。


では、初めての参加となった東京のイベントで披露し、0という投票結果を突きつけられた楽曲は何だったでしょうか
 
忘れられるはずもありません。


当時6人だった彼女たちAqoursの人気を押し上げ、
その東京のイベントに招待されるきっかけとなった曲、
当時の彼女たちからすれば、自分たちの住む町の良さを伝えるために作った曲、


夢で夜空を照らしたいです。

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そう、この曲もまた、タイトルにが出てきますね
 
もちろん、これは偶然ではありません。
 
なぜなら、LoveLive!に優勝し、

アンコールで歌った「青空Jumping Heart」こそ、
この「夢で夜空を照らしたい」のリベンジを果たすべくして作られた楽曲だからです。
 

 


話が少し飛躍しすぎましたね。
それでは、両曲の共通点から挙げてみましょう。
 

まず曲についてですが、残念ながら、私には人並み以上の音楽的知識が備わっていません。
ですが、そんな私でもわかる両曲の共通点として、どちらもハ長調であることが上げられます。

 

 ハ長調 - Wikipedia


簡単に言うと、固定ののない曲、ピアノであれば黒い鍵盤を使わず白い鍵盤のみで弾くことのできる曲です。
 
そして、劇中でAqoursが披露する楽曲でハ長調のものは、

夢で夜空を照らしたい」と「青空Jumping Heart」だけとなっています。
 
千歌から青空Jumping Heartの歌詞を受け取った梨子は、

その内容やタイトルから夢で夜空を照らしたいを思い浮かべたことでしょう。

そして、この曲を決勝ではなく、アンコールに使用する理由も、きっと察していたはずです。
 
 
 
さて、もう一押しします。
 
両曲の衣装を見てみましょう。
ヨウチカガオナジイロ(早口)
 
一番の特徴としては、やはり千歌が同じ色の衣装であるという点があげられます。


決勝の舞台で披露したWATER BLUE NEW WORLDもまた「夢で夜空を照らしたいと同様、大きく3色に分かれる衣装でした。


しかし、この時のは、千歌と同じモチーフの衣装を着ていません。

学年に1色ずつ、バランスのよい選定をしています。


そして、優勝することでようやく立つことのできるアンコールという舞台で、

あの0という結果を突き付けられた時と同じ、

千歌と同じ色の衣装を着ることを選びました。


 
 
さて、以上の点から見ても、青空Jumping Heart夢で夜空を照らしたい

深い関係性を持っていると言えるでしょう。
 
では、この青空Jumping Heartという楽曲、

なぜ決勝曲ではなかったのでしょうか?


わざわざ0という厳しい現実を突き付けられた夢で夜空を照らしたいを意識して作られた楽曲です。


あの時と同じ東京で、しかもLoveLive!決勝というこれ以上ない舞台で披露して優勝することができたのなら、

それはこれ以上ないリベンジとなっていたでしょう

 

それがどうして、アンコールなのか。


その理由は、決勝曲とアンコール曲の違いにあります。
 
先ほど、アンコール曲は優勝しなければ歌えないものだと書きましたね。
それに対して、決勝曲とは勝つために歌うもの、です。
 
決勝を目前とし、千歌はメンバーそれぞれに「勝ちたいか?」と問いかけ
そして、個々が違った想いを抱きながらも、そのすべてが勝ちたいという答えに収束していました。
 
当たり前です。
厳しい練習を重ね、多くの壁を乗り越え、ようやくたどり着いた場所です。
ここまで来られたんだから負けてもいい、なんて
そんな考えを誰か一人でも持つようなグループであったなら、
その舞台には立つことすら叶わなかったでしょう。
 
勝ちたい、
優勝したい、
そんな、明確な意思が込められた楽曲が、
決勝にて披露されたWATER BLUE NEW WORLDです。 f:id:komori_amora:20181114224054j:image


過去でもなく、未来でもない、
彼女たちが歌い踊っている今その瞬間を、
見ている人たちに訴えかける歌詞。
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思わず足を止め、心を奪われてしまうような、
人の心を惹きつける演出。

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パフォーマンスへの集中力を切らす間を与えない、
パートやフォーメーションの入れ替わり。

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瞳を通してひとりひとりに想いを届ける意識。

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そして、そんな自分たちを見てくれている人たちを何よりも意識した楽曲へと梨子が寄せた音楽は、
彼女自身が初めてスクールアイドルに惹かれた楽曲「ユメノトビラ」を礎としたようにも思えるものでした。

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勝つために歌う曲。というと聞こえが悪いようにも思えますが、
要約すれば、他のどのアイドルよりも観客を魅了するためのパフォーマンス。なのです。

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かつてLoveLive!に優勝し、ドーム大会の開催にも大きく貢献したアイドルのひとりが、こんな言葉を残しています。

「アイドルっていうのは笑顔を見せる仕事じゃない、笑顔にさせる仕事なの」

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決勝の舞台で披露されたWATER BLUE NEW WORLDには、

そんな想いが「勝ちたい」という意思と共に、これでもかと込められていました。

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決勝の舞台へと臨むのに、これ以上の楽曲はありません。
 
そんな「WATER BLUE NEW WORLD」に対し、
アンコール曲である「青空Jumping Heart」は、
優勝したことで歌うことのできる、
勝ちに拘るという観点から解放された楽曲なのです。
 
勝ちに拘る必要がなくなれば、
おのずとその楽曲を披露するグループにとって一番やりたいこと、
"らしいもの" になるでしょう。
 
それがAqoursにとっての「青空Jumping Heart」でした。
 
もちろん、全スクールアイドルの頂点に立ったものとして歌う楽曲ですから、

勝ちに拘る必要がなくなったからと言って、気の抜けたものにはできません。


やり残したことなどないと、いつの日にかそう言うために、

彼女たちは最後の挑戦をします。
 
それこそが、「夢で夜空を照らしたい」のリベンジなのです。
 


夢で夜空を照らしたいといえば、

PVに映し出されるスカイランタンが夜空を照らしていくシーンが印象的ですね。

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私たちの世界でも、横浜アリーナで行われた1st.ライブ(ちょうどネット配信があったばかりですね)では、

多くの夢もとい光が、 夜空のように暗くて広い空間を温かく照らしていました。


ですが、千歌たちの世界では、当時のAqoursを応援してくれた人は0だったのです。

応援の意でもあるペンライトの光が客席に灯ることもなかったでしょう。

 

夢を持った彼女たちの輝きも、東京の強い光の下では霞んでしまい、

夢で夜空を照らしたい」は、その曲名の通り願望のままに終わりました。

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ですが、0という数字を突き付けられた際、
その結果に悔しさを感じながらも、

彼女たちが定めた目標は、
誰かに勝つことでも上の順位を求めることでもなく
0を1にすることでした。
 
また、1度目のLoveLive!地区予選に挑む前、

1期12話『はばたきのとき』にて、千歌はこんなことを言っています。

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「勝ちたいですか?」

「LoveLive!、勝ちたいですか?」

 

そして、1期6話『PVを作ろう』では

夢で夜空を照らしたいへと繋がる気付きを得た千歌がこんなことを言っています。

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「みんなの気持ちをカタチにするために」


そうです、
夢で夜空を照らしたい」のリベンジを果たす楽曲である以上、
青空Jumping Heart」は勝つことを目標とせずに、みんなの夢、想いで空を照らす必要があったのです。


だからこそ、優勝者として歌う、
勝ちに拘る必要のないアンコール曲として、
この楽曲を選定しました
 

 


今のAqousrは9人です。
もう3人でも、6人でもありません。
そして、この「青空Jumping Heart」を歌う時が来るということは、
LoveLive!に優勝しているということ、
全てのスクールアイドルの頂点に立っているということです。
 
あの時照らすことのできなかった夜空より遥かに大きな空間だとしても、
きっと青空に変えることができるでしょう。
 
少なくとも、
千歌はそう信じて歌詞を書きました。

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やっと見つけた、

全力で夢中になれること。

夢と憧れを追って、

だからこそ手にすることのできた0という数字。

そして悔しさ。

あの時があるから、今がある。

そんな今だからこそ歌える、あの時と同じ、勝ちに拘らない歌。

ひとつとなった大きな夢の輝きで、

夜空を照らし、青空へと染め上げる歌。
 
 
 
そんな歌詞に、
梨子は曲を寄せます。

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自らを何も持たない普通怪獣だという千歌に誘われ、

踏み出した全く知らない世界への一歩。

立ち止まって、

遠回りをして、

悔しさを味わって。

だけど、そのすべてに意味があったのだと。

逃げ道のはずだった、

回り道のはずだったその道こそが、

自分の真に歩むべき道だったのだと。

そう証明して見せた、今の喜びを寄せた曲。
 
 
 
そして、はありったけの想いを衣装へと込めました。
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ずっと一緒に何かしたくて、

憧れてき人のホンキが見たくて。

同じ色の衣装で挑んだ舞台で

バカにしないでと、遊びじゃないんだとまで言われて、

自分の中の憧れをすり減らしてまで口にした「悔しくないの?」

口にせずにはいられないほど、悔しかった自分。

あの時の悔しさも、

今がある喜びも、

ずっと秘めてきた想いも、

ぜんぶぜんぶ詰め込んだ

大好きな、フリフリの衣装。

憧れの人と、同じ色の衣装。
 
 

 

 

「優勝したんだ!」

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そう声に出すことで、改めて実感することのできる喜び。

その喜びを胸にアンコールの舞台へと飛び出す彼女たちを、会場いっぱいの歓声とスパンコールが祝福します。

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見たことない夢の軌道 追いかけて

そんな歌詞と共に描く夢の軌道を、彼女たちは一番高いところで掴み取り、その腕を交わして喜びを分かち合いました。
 
そして、曲を終えてなお降り注ぐスパンコールを浴びながら、
画面に映し出されたWINNER Aqoursの文字を見上げて抱き合うメンバー

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その背後には、彼女たちが照らしてみせた青空が広がっています。

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もう、ただの願望ではありません。
 
夢で夜空を照らすことは、青空へと変えることはできるのだと、
彼女たちAqoursは、最後の最後にそれを証明して見せました。
 

 


さて、そんな想いも詰まったアキバドーム、

東京ドームでの公演が、もうそこまで迫っています。
 
東京で行われる単独のライブイベントは、
」のリリース記念ミニライブ以来となりました。


アニメの世界とは異なり、多くのファンを迎え入れ成功を収めた同イベントも、
Step! ZERO to ONE!! をテーマとした1st.ライブ以前のものであることを考えれば、
0と言って差し支えないでしょう。
 
0だったその時以来の、東京でのライブです。
それも、アキバドームです。東京ドームです。
 
1st.ライブ以降、その成長をこの目で見てきた身とはいえ、
千歌たちの歩みと重ねずにはいられません。
 


本記事内でのご挨拶の後に、
この東京ドーム公演、待ちに待った方もいれば、あっという間だった方もいるでしょうと書きましたね。
 

 


私は死ぬほど待ちわびてきました。
 
4th.ライブが発表されたとき?

アニメで千歌たちがアキバドームに立ったとき?

1st.ライブを見たとき?

アニメで「青空Jumping Heart」を見たとき?
 
もういつからかなんて覚えていません。
 
多く見積もっても2年強
文字で見たって、口に出したって、短く思えるかもしれない。
 
 

 

 


 
そんなわけないだろ!
 
 
 
私が彼女たちの1st.ライブを見て、
Aqoursを本格的に応援し始めてから2年弱です。

この記事を読んでいるあなたが応援してきた期間は、それより長いかもしれないし、短いかもしれない。
 
だけど、あなたがAqoursを全力で追いかけてきたこれまでのことを、ひとつひとつ振り返ってみてください
 
文字で見るほど、声に出すほど短いですか?
 

Aqoursのことを考えて、

見守って、

追いかけて、

一緒に歩んできた時間。


それを過ぎた時間だからって、

あっという間だったと言えますか?
 
少なくとも、私は、

私にとっては

本当に長く濃密な時間でした。
 


歌を磨き、


踊りを磨き、


役と向き合い、


心を通わせて、


常に新たな挑戦をしてきた、


見たことのない景色を魅せてくれた。


そんなAqoursと過ごてきた時間を、
公演までまだ時間はあります、
少しでも思い返してみてください。
 
 
 
そしてついに、

 

 

ついに、

 

 

ついに!!!


千歌たちが立った
Aqoursが途方もない努力でたどり着いた
東京ドームです!
 


5万を越える人が、みんな、それぞれのラブライブ!を抱いてその場所に集まります。
 
そんな景色を前にして、
彼女たちが何を思い、
何を感じ、
どんなパフォーマンスをしてくれるのか、
楽しみで仕方がありません。
 
冒頭で青空Jumping HeartそしてWATER BLUE NEW WORLDが見たいに決まってる。と書きましたが、
そもそも聴きたくない曲なんてないんだから、
どの曲だって一番聴きたいんです。

 

当日披露されるのは、

彼女たちがラブライブ!サンシャイン!!を、

Aqoursを、

私たちを想って選んでくれた楽曲たちです。

 

もうそれ以上なんて何もないでしょう。


 
なにより今はただ、
東京ドームに立つAqoursの姿が早く見たい。それだけです。
 


もう本当に、本当に十分すぎるくらい待ちました
これ以上なんて待てません。
 

そんな想いを

ドーム公演を目前とした今

改めてこの言葉に込めて

本記事を締めたいと思います。


 

 

と、その前に

気持ちは先走るものですが

絶対に忘れてはいけないものをひとつ。

 

愛と思いやり

 

これだけは忘れないように

 

他人に対してだけじゃありませんよ?

 

ラブライブ!サンシャイン!!のことが

Aqoursのことが

そして沼津のことが大好きな

自分自身への愛と思いやりも決してお忘れなきよう
 
 

 

 

 

 

 

そして私たちは、ついにたどり着く

その場所に

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青空でつながる想い

 

 

はじめまして、アもラと申します。

 

今回は、『Aqours 3rdライブ埼玉公演カウントダウン企画』とのことですが、

カウントダウンも折り返しということで、皆さんエモ疲れしてきた頃だと思います。

というか、今の流れで行くと私が3rdライブまで持ちません。

なので、エモ抜きも兼ねて今回は少しお堅めな青空Jumping Heartのお話です。

※大前提として、この記事の内容では青空Jumping Heartが製作された時点で2期13話までの一部の展開が決まっていたことになりますので、妄想と願望のこじつけが混在する考察となることをご理解ください。

 

青空Jumping Heart」TVアニメ1期のオープニングテーマであり、2期の挿入歌として、「WATER BLUE NEW WORLD」とともにアキバドームの舞台で歌われた曲でもありますね。

早速ですが、いま、この文章を読み進めているあなたにとって青空Jumping Heartとはどのような楽曲でしょうか?


Aqoursの定番曲、アニメ1期のオープニングテーマ

・2期13話『私たちの輝き』の挿入歌

・1stライブの開幕曲

・地上波放送の音楽番組でも歌われた曲

人によっては、Aqoursラブライブを知る切っ掛けとなった曲かもしれません。

 

TVアニメ1期をリアルタイムで観ていた人であれば、この楽曲と出会ってもう2年が経つわけですから、人それぞれ、本当に多くの思い入れがあることでしょう。


今回は、そんな青空Jumping Heart渡辺曜、そして高海千歌がメインのお話です。


こういった記事を読まれる方であれば、上記3つのワードから、九分九厘この楽曲で使われている衣装を思い浮かべるかと思います。


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リボンの色や小物など細部の作りがそれぞれ違う中で、明らかにわかりやすく特徴付いている衣装の色。
9人の中で、千歌の2人だけが水色ベースの衣装を着ていますね。


この点に関しては、アニメの序盤から様々な考察や憶測が飛び交っていたかと思います。なにせ、衣装担当が千歌の幼馴染である曜だったんですから。


まずは、そんな曜が青空JumpingHeartの衣装へと込めた想いのお話。


青空Jumping Heartがオープニングテーマとして使われていたアニメ1期の時点では、

楽曲や振り付け、衣装こそ存在しているものの、

どういった経緯で生まれた曲かまではわかりませんでしたね。


さて、その後放送されたアニメの2期にて実際にアキバドームで披露されることとなったこの楽曲ですが、

LoveLive!決勝に挑む前、千歌に対するの行動に1期からの変化が見られました。


1期11話『友情ヨーソロー』では、

それまでずっと一緒に何かしたいと思ってきたから

千歌のことが大好きだからこそ、

自分と2人は嫌だったのかな、なんて不安を抱え悩んでいた
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2期11話『浦の星女学院では、

1期1話『輝きたい!!』での千歌を真似てスクールアイドル部の勧誘をするふりをし、その姿を千歌に見つけられると胸を張って、憧れていたのだと、同じ景色を見たいのだと、思いの丈を打ち明けることもしました。
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憧れからくる投入同一視

ようやく口にすることのできた千歌への想いの結晶が

青空Jumping Heartの衣装なのだと思います。


ずっと憧れてきた人、

一緒に何かしたいと思い続けてきた人と共に

全力で目指してきた大舞台で、

メンバー9人の中で2人だけの同じ色の衣装を着て、

出だし同じ瞬間に振り向き、

同じ景色を目にする。


これ以上ってないと思うんですよ、もう、ほんとに


え、衣装担当としての立場をいいように乱用してないかって?


そんなことはありません!

 

これは、最初から千歌のことを傍で支え続けてきたの特権であり、正当な権利でもあり、そして何より、この想いはの一方的なものでは決してないのです。

その想いは、青空を通して確かにつながりました。


ここまでは、青空Jumping Heartの衣装に込められた渡辺曜の想いについて書いてきましたが、ここからは、高海千歌青空Jumping Heartへと込めた想いについて書いていきます。

 


高海千歌Aqoursリーダーでありながら、主な作詞も担当し、

その歌詞はラブライブ!サンシャイン!!のストーリーや彼女の想いに沿ったものとなっていますね。


そんな彼女の生み出したと思われる、青空Jumping Heartの歌詞。

同じ舞台で歌われたWATER BLUE NEW WORLDと比べると、ストーリーに沿ったものと考えるには少しもの足りなく感じます。

そもそも、このタイミングで歌われた青空Jumping Heartの歌詞がWATER BLUE NEW WORLDと同等に彼女たちの歩みに沿ったものになってしまうと、

こんどは1期のオープニングテーマとして不適当なものになってしまいます。
展開予想やネタバレに繋がるだけでなく、楽曲としての良さを最大限に感じ取ることもできません。


それでは、この曲が彼女の心情に沿ったものだとしたら。の作った衣装と同じく、

千歌の曜に対する想いの結晶だとしたら、どうでしょうか。


いやいやいやいや待ってくれ


衣装はまだしも、どうしてこの曲の歌詞がへと宛てたものだと断定できるのか。

いくらなんでも、ようちかおじさんが都合のいいように解釈をしているだけじゃないのか?


いいえ、そんなことはありません。


ようちかおじさんの私にも、この考えに至ったきっかけがあります。


ひとつは、このワンシーン

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曲のサビに入ると同時にアングルが切り替わり、天井が映し出されることでこの舞台がアキバドームであることを実感させます。


私事ですが、ラブライブ!サンシャイン!!で一番最初に泣いたシーンでもあります。


アニメ1期のオープニングテーマと2期13話の挿入歌で曲中のカットが何ヵ所か変わっていますが、変わることなくどちらにも出てくるこのシーン。


どこか見覚えがないでしょうか?


これまで、ラブライブ!サンシャイン!!全26話を共に追ってきた人であれば、必ず目にしているはずです。


注目すべきは、映し出されたドームの天井を空色に染め上げる、この青い光

 

同じライトブルーのイメージカラーであることは言うまでもありません。そして曲中、メンバーのイメージカラーで染まるシーンが他にもありました。


1期11話『友情ヨーソロー』挿入歌「想いよひとつになれの、このシーン
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それから、2期6話『Aqours WAVE』挿入歌「MIRACLE WAVEの、このシーン
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それぞれ、さくらピンクみかん色の光に染まるシーンがあり、曲の歌詞には対象メンバーのイメージが強く表れています。


え?MIRAI TICKETやWATER BLUE NEW WORLDだって青色に染まる、青空Jumping Heartの青もAqoursの色じゃないかって?


そうですね、確かにMIRAI TICKETもWATER BLUE NEW WORLDも青く染まるシーンがとても印象的です。

が、青空Jumping Heartを含めた前述の3曲とは決定的に違う点が存在しています。
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それは、青く染まっているのが観客の光である、という点。


MIRAI TICKETとWATER BLUE NEW WORLDの青は、最初こそ各々の好きな色で応援をしていた人たちがAqoursのパフォーマンスに感化され、それぞれの意思で青色へと変えたものです。


それに対して想いよひとつになれ」「MIRACLE WAVE」「青空Jumping Heartは、客席が映っているため観客が一つの色に染まっているようにも見えるものの、よく見ると各イメージカラーの光は照明によるもの、つまり、観客の意思という偶発的なものではなく、Aqoursが自ら演出として選定したものということになります。


印象の強く残るシーンに演出として使われる色がメンバーのイメージカラーに当たる。この共通点だけでも、青空Jumping Heartが曜へと寄せられた曲だと考えることができます。


そしてもうひとつ、

それはそれぞれの曲中において先に挙げた照明をイメージカラーとする各メンバーが挑戦をしているということ。


想いよひとつになれでは梨子が一度は弾くことができなかった曲「海に還るもの」に再び挑戦をし、

MIRACLE WAVEでは千歌が普通怪獣の殻を破りロンダートからのバク転に挑戦をしました。


え?それじゃあ渡辺曜青空Jumping Heartで何か挑戦をしたのかって?


勿論です。

 

高海千歌は、渡辺曜にとってずっと憧れてきた存在です。


人を惹きつける魅力と誰とでも仲良くなれるコミュニケーション能力を兼ね備え、

高飛び込みの競技ではナショナルチーム級の実力も持つ、

本来なら憧れられる側である存在の渡辺曜が、

たったそれだけのひとりの女子高生が、

ずっと憧れ続けてきた存在なんです!


そんな、ずっと憧れてきた人、一緒に何かしたいと思い続けてきた人と共に
全力で目指してきた大舞台で
9人の中で自分と憧れの人、2人だけ同じ色の衣装、しかも自分が作った衣装を着て
肩を並べ、同じ瞬間に振り向いて、同じ景色を目にするんですよ?


渡辺曜にとって、これはもう紛れもなく、そしてこれ以上ない挑戦なんです。


そして、そんなの挑戦に、千歌の想いが応えます。


2期11話『浦の星女学院にて、千歌への憧れを告白しました。


そう、曜が告白したのと同時に、千歌は告白をされたんです


当たり前すぎるくらい当たり前なことですが、これはとても重要なポイントです。


幼い頃から一緒にいて千歌が自らを普通怪獣だと称する一因でもあった渡辺曜から、自分に憧れていたのだと、自分の見ているものを、同じ景色を見たいのだと告白されたんですよ?


これまで自分の歩みや想いを歌詞へと込めてきた千歌が、これだけ革命的な真実を突きつけられて何も感じないなんて、歌詞にしないなんてありえないんです。


そうして生まれた、青空Jumping Heartの歌詞。


これは、の告白に対する千歌の答えであり、千歌からへ宛てた告白でもあります。
では、千歌に対する想いとは、どのようなものだったでしょうか?


実は曜ちゃん、もう知ってたんですよね。勿論、私たちも。


それは、1期11話『友情ヨーソロー』にて、梨子の口から語られました。

 

スクールアイドルは、絶対に曜ちゃんとやり遂げる


一緒になにかやりたい、そんな想いを抱いていたのは千歌も同じでした。


ただ、千歌の想いを知っていることを千歌自身は知りませんし、千歌の想いを知ったのもこの時です。


なんですかね、きっと、ずっと一緒にいたからって、なんでも知ってるわけじゃない。なんでも言えるわけじゃないんですよね。

ずっと一緒にいたからこそ、知らなかったこと、言えなかったことがあったのでしょう。

 

千歌の抱えるその想いは、1期11話『友情ヨーソロー』で梨子の口から語られるよりもずっと前から溢れ出していました。


青空Jumping Heartが初めて流れた瞬間を思い出してください。それは、千歌がμ'sに、スクールアイドルに出逢ったまさにその瞬間です。


2期13話『私たちの輝き』もうひとつの挿入歌「WONDERFUL STORIES」の間奏で、千歌は言いました。

 

最初からあったんだ、初めて見たあの時から… 


それは、千歌がこれまで追い求めていた輝きを指すと同時に、同じ瞬間から存在していた青空Jumping Heart、つまり千歌の抱いていた「スクールアイドルは、絶対に曜ちゃんとやり遂げたい」というへの想いも、スクールアイドルに出逢ったあの瞬間から既にあったのだと捉えることができます。

 

 

そんな千歌からへ宛てた曲として、青空Jumping Heartの歌詞を振り返ります。



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見たことない夢の軌道 追いかけて
Shining Rord
走り出すこの気持ち
まっすぐに勢いよく君を探してたよ

 

「追いかけて」の歌詞と同時に描かれる放物線、夢の軌道はまっすぐな一本道。
千歌はそれまで、と一緒に何かしたいという想いを抱えながらも、決してに合わせて道を歩もうとはしませんでした。
千歌自身、それではいけないこと、夢中になれるわけでも全力になれるわけでもなく、その道を共に歩み続けることが困難であることを理解していたからです。
そんな千歌が初めて脇目も振らずに走り出した輝きの道。全力で夢中になれて、だからこそまっすぐに勢いよく進むことしかできないその道に、やっと見つけた夢の軌道に、「君」の姿があることを願いながら探していたのです。

そして、探していた「君」という歌詞の瞬間、映し出されるのは渡辺曜の姿です。
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「君を探してたよ」という過去形の歌詞から、まっすぐに勢いよく進む中で「」のことを見つけたのでしょう。


でも、本当は探す必要すらなかったんですよね。


千歌が全力で進むことを決めた道でさえあれば、千歌と一緒に何かしたいと思い続けてきたがそこにいるのは必然なんですから。

 

ちょっと待ってなんてムリ 飛びだそう
僕たちのなかの勇気がさわいでる

 

そして、続く歌詞では「君」の制止を断って突き進む描写があります。そりゃそうでしょう、ようやく見つけた全力で夢中で全力になれる一本道に、ずっと想い続けてきた「君」がいたんです、止まってる余裕なんてありません。


そうして、もう「」でも「」でもない、同じ想いを持った「たち」が共に同じ道を走り出しました。

 

いつものセカイが あたらしい扉を
(もっと) 隠してるの
(Let's go!) 全部開けたいよ ほら、いっしょにね!

 

元来「僕たち」は同じセカイにいながらも、自分たちは違うセカイにいるものだと思い込んでいました。


それぞれ別の道を歩む、それがいつものセカイ。


ですが、いざ自分の道を走り出してみれば、そこには「君」がいたのです。


こうだと思い込んでいたいつものセカイは簡単に崩れ去り、現れた新しい世界への扉。


まっすぐな道を行く「僕たち」は、共に目指す場所へとたどり着くため、現れる扉は躊躇なくすべて開けて突き進みます。


その先がどんなセカイに繋がっていたとしても、同じ道を進む限り「僕たち」は一緒なんですから。怖いものなどありません。


そして、もう一人ではないのだと言わんばかりに、歌詞には掛け合いが入るようになりました。

 

はじめたい! My story (さぁっ今だ) 青い空が待ってる
夢を抱きしめて Jumping Heart
それだけで明日へと進める 青春まっしぐら!?

 

道を進んで行く中にも、太陽の見えない日や雨の降る日があります。
それでも、雲の先にはきっと青空が待っているのだと、共に目指す場所への想いを胸にジャンプをする。青空が見えなかったとしても、それを繰り返すことで明日へと進むことができます。


今日は止まなかった雨も、越えられなかった雲も、明日になれば止むかもしれない、進み続けていれば青空が見えるかもしれない。


それは、お互いに抱いた想いにも言えることです。


これまで言えなかった、聞けなかった想いも、共に青春を突き進む中で、いつか言える日が、聞ける日がくると、そう信じていたのです。

 

はじまった時の (Sunshine Story) ときめきずっと だいじにね
夢を掴まえに行くよ
どんなことがおこるのか わからないのも楽しみさ

 

はじまった時、スクールアイドルに出会った瞬間に感じたもの。それは、スクールアイドルへの憧れでもあり、への想いを込めたこの曲自体のことでもあります。
そして、そのはじまった時から抱き続けてきた大切な想いを胸に、「君」と一緒に夢を掴まえに行くのだと、どんなことが起こるのかもわからないけれど、それすらも「君」と一緒なら楽しむことができるのだと、声高らかに歌い上げるのです。

 

これが、1期のオープニングテーマ。

千歌が抱くへの想いを歌にした、青空Jumping Heartです。

 

が憧れの人と立つ大舞台で、千歌への想いを込めたあの衣装を着ることを選んだように
千歌もまた、スクールアイドルとして立つ最高の舞台で、への想いを込めたこの歌を歌うことを選びました。

 

そしてここからは、からの告白を受けた千歌の想いを加えた、

2期13話『私たちの輝き』挿入歌としての青空Jumping Heartです。

 

Jumping Heart だってはじめたいことが
Cherging Heart いま見つかったばっかり
ゴールはどこ? どこだろう? わからない!
わからない でもね楽しそうだよ

 

直接アニメの中には出てきていませんが、この歌詞の前半部分では胸の前で両手の人差し指をぶつけたあと、両手でひとつのハートを作り頭上へと上げる振り付けがあります。


これまで一方通行だと思い込んでいた互いへの想い。それがここへ来てようやく、正面からぶつかり、つながり、とけあったのです。

ひとつになった想いは、さらに空高くへと飛んでいきます。


その想いがどこまで行くのか、どんな形になっていくのか、それはまだわかりません。
きっとこれから少しずつ、言えなかったことを言って、知らなかったことを知って、曇りのない青空へと向かっていくのでしょう。

 

はじめたい! My story 青い空が待ってる
夢を抱きしめて Jumping Heart
それだけで明日へと進める 青春まっしぐら!?

 

繋がった想いを胸に抱き、心新たに歌い出すサビでは、9人が同時に振り向きます(こちらもアニメには出てこない振り付けですが…)
千歌、今のAqoursを立ち上げたふたりの想いがメンバー全員へと広がり、さらに大きなひとつの想いへとなっていくのです。

 

はじまった時の (Sunshine Story) ときめきずっと だいじにね
夢を掴まえに行くよ
みんなとなら 説明はできないけどだいじょうぶさ

 

そして、いつの間にか「僕たち」は「みんな」になっていました。

青空Jamping Heartは千歌、一方通行だったふたりの想いがようやくつながった象徴であり、

そして紛れもなくAqours9人のための楽曲です。

 

いつか、
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千歌ちゃん、私とふたりは…嫌だったのかな

と、泣きそうな顔で口にしていた曜も、いまでは、
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みんなといっしょにすごせて、本当に楽しかった!

そう言って笑えるようになりました。

 

きっと、お互いが聞いた以上の想いを、ふたりは共有できるようになっているのかもしれません。

心のつながり、それはもう、口では説明のつかないものです。

説明はできないけど大丈夫さと9人で歌うのは、2人と同じくらいの心のつながりを、Aqours全員が共有できているからではないでしょうか。

 

 

さて、以上で今回の青空Jumping Heartのお話はおしまいです。

が、せっかくの企画なのでもう少しだらだら書き連ねようと思います。よかったら付き合ってってください。

 

まずは、ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

今回の記事を読んで、あなたのなかの渡辺曜高海千歌青空Jumping Heartに何か変化はあったでしょうか?

ほんの少しでもあったのであれば、物書きとして大変喜ばしく思います。

全くの変化も揺らぎもなかったのであれば、確固たる想いをお持ちなあなたを羨ましく思います。

そして恐らく、そのどちらの方も、今回の3rdライブがより楽しみになるのではと、そんな期待を少なからず持ってこの記事を読んだのだと思います。

であれば、そんなあなたはもう #もっと大きく夢を叫ぼうか の、参加者です。

 

トップバッター激エモだったな

続く人たちも負けないくらいエモいな

お、こいつ折り返しのくせにエモくないぞ

明日はまた違うエモが待ってるんだろうな

 

いろんな考えに対するいろんな感じ方があって、

でも、そのすべてが3rdライブへと集約していきます。

 

あの曲が聴きたい

全力の声援を送りたい

いっぱいの汗をかきたい

推しの笑顔が見たい

最高に楽しい時間を過ごしたい

 

ぜんぶ違って、ぜんぶ同じ

そんな想いが重なって、空高く描かれたが生まれるのではないでしょうか

 

2ndライブにて、高海千歌役の伊波杏樹は言いました。 

見たことないない夢の軌道を追いかけてきたら みんなが側にいてくれた

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ひたむきに走る千歌の先に曜が、Aqoursがいたように

ホンキで駆け抜けるAqoursの先に、私たちがいるのです。

 

え、最近Aqoursを好きになって、杏ちゃんがそう言った時にはいなかった人もいるだろうって?

 

そんなことは関係ありません。

 

私だって、走り出した頃からのAqoursを追いかけていたわけでも、応援していたわけでもありません。

でも、Aqoursを、ラブライブ!サンシャイン!!を大好きだって確かな想いを持って、5日後にはメットライフドームに行きます。

それでいいんです。

 

今、ライブ前の貴重かどうかわからないその時間を、好きなブロガーが書いてるわけでもないこの記事に費やすくらい、あなただってAqoursが、ラブライブ!サンシャイン!!が大好きで、きっとその想いを持って3rdライブに行くんでしょう。

それでいいんです。

 

Aqoursの目の前にいるのは、いつだってAqoursのことが大好きな人たちなんです。

 

だからこそ、あなただけが持つ、あなただけの想いを誇って、全力でぶつけてください!

(できれば家虎や口上以外で)

 

もちろん、そのための体調管理は忘れずに

愛と思いやりを持って!

 

 

 

 

 

そして私たちは、ついにたどり着く

その場所に

 
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LoveLive!Sunshine!!Aqours 3rd LoveLive! Tour

WONDERFUL STORIES

開幕まで、あと

 

 

 

 

 

はじめましての挨拶

はじめまして。

ラブライブ!サンシャイン!!についてのあれやこれやを書こうと思っていたのですが、2期13話「私たちの輝き」に完全敗北を喫してしまいまして、今後どうしようかも特に決まらないまま…、とりあえずご挨拶を。

アウトプットしたいなと思うことがあれば、なにかしら文章にすると思います。